新アップデートが利用できるようになり、待ち望まれていた要素が多数追加された。

アップデート32には新システムと新アイテムの両方が入っている。武器や防具の改造システムを使って装備を強化できるようになった。天候システムの第一弾もある。天候が従来よりもダイナミックになり、風や霧・雨・雪・嵐が強くなったりする。さらに、2種類の新しい鎧セットに加え、多数の新しい武器、道具、建設部品、配置物も追加されている。

武器・道具・防具の改造

この新システムで、武器や防具を強化することが可能になった。さまざまな種類の効果を武器に与えてくれる改造キットが大量にあり、その中から好きなものを選ぶことができる。キットの効果は、ダメージの増加、体力消耗の減少、防護の増加、耐久の増加など多種多様だ。収穫用の道具を強化して、資源の入手を容易にするようなことも可能だ。

ただし、強化は1回限りだ。この種の改造をアンロックする技能が新たに6つ追加された。そのうち3つは防具用で、残りの3つは武器と道具用だ。このシステムを用いて、それぞれの場面に適した用途別の装備セットを作り上げることができるだろう。ただし、一番のお気に入りを失うことがないよう十分注意して欲しい。

新天候システム

現在、Conan Exilesに新たな天候システムを導入する作業を行っているが、アップデート32はその第一弾となる。この新システムではプレイヤーがいる場所に応じて天候を調整する。天候が厳しくなるにつれて、周囲の霧が濃くなり風が強くなる。そのうち雪や小雨が降り出すが、だんだんと激しくなり、嵐になって雷が落ちる。雨が降ると衣類がぬれたり地面に水たまりができたりする。

この新天候システムはひとまず北方地域のみに適用されるが、他の地域にも（今後追加する新地域にも）各地域の天候に対応した新システムを順次提供してゆく。これに関連した喜ばしい修正もある。家の中にいれば雨や雪が降ってもほとんど影響がなくなった。ついに、一日中石や木を採取したりオオカミを狩ったりして疲れ切り暖炉の前で休んでいるその場所が、悪天候を避けるための避難所となったのだ。

新しい防具と武器

多数の新しい武器に加え、まったく新しい鎧セットが2種類使えるようになった。中量級のアキロニアの鎧と布のザモラの鎧だ。どちらも暑さからの一定の保護が得られることに加え、それぞれの段階の防具の中では優れた性能を持っている。能力値タブの表示が更新されたことにも気づいたかもしれない。実はこれは、能力値の重要性を増やすことを狙った第一歩なのだ。将来のアップデートでは、能力値の高さに応じてパークをアンロックできるようになる予定だからだ。アキロニアとザモラの鎧は、パークシステムが完成したときには、特定の能力値を向上するという効果を持つようになる予定だ（そういう装備は他にも用意する）。つまり、何らかの強力なパークをアンロックするにはあともう少し能力値が必要、というときには非常に役に立つだろう。

このアップデートには、新しいアケロンの武器3種、新しいオノ2種、メイス1種と棒1種も含まれている。アケロンの武器は極めて強力だが、生産レベル60にならないと生産できない。

新しい道具と改良された道具

アップデート32では道具箱に新顔が加わった。鎌で草を収穫したり、オノ包丁で死体から肉を収穫したりできるようになった。繊維を得るために素手で草を引き抜く日々は終わったのだ。もう一つ注意すべき点がある。短刀の重要性が増したことだ。

奴隷の捕獲に使う打棒と縄は大幅に強化された。鉄や鋼の打棒を生産できるようになったのだ。これを使えば頑丈な奴隷でも数回殴れば気絶するはずだ。縄にも上位段階が登場した。生皮や鎖でできたものだ。上位段階の縄を使えば、捕らえた奴隷を今までよりも遠くまで引きずっていくことができる。

天井ハッチと武器ラック

新しい建設部品や配置物がなければ、Conan Exilesのアップデートとは言えない。逆傾斜の壁という、従来の建設部品に開いていた穴は埋まった。傾斜のある壁を使った建物の隙間を従来よりも簡単に塞げるようになるはずだ。天井ハッチはまったく新しいタイプの建設部品だ。建設部品の各段階ごとに一つずつハッチ枠があり、ハッチ自体は四種の中から好みで選べる。

このアップデートには、建設を改良する新しい手段が他にもある。壁に武器や盾用のラックを取り付けて、上等な武器を展示することができる。また、仕切りや巻物で家を飾ることもできる。