Isle of Siptahのプロデューサーレター
追放者のみなさん!
Isle of Siptahの早期アクセス開始以来、私たちが何をして、そして2021年初頭にConan Exilesがどうなるのかをみなさんにお知らせしたいと思います。
まず、Isle of Siptahについてお話ししましょう。9月15日に早期アクセスを開始して以降、私たちはバグ修正、バランス調整、いただいたフィードバックへ対応する小規模のアップデートをリリースしてきました。また、Steamや弊社フォーラム、ソーシャルメディアのプレイヤーレビューにも目を通してきました。
Isle of Siptahのリリースに当たって、過去4年間にプレイヤーの皆さんが愛し、そして受け入れてきたConan Exilesのコアとなる部分に変更を加えるということは、ある意味リスキーな決断であるということは理解していました。Isle of Siptahには好評な点と、そうではない点があります。以下では、レビューで見られる最も多いコメントをカテゴライズした2つのチャートを確認できます:
Conan Exilesは、どのようにプレイするかはプレイヤー自身が決めることができるサンドボックス型のゲームです。私たちは、プレイヤーのみなさんが最も好むやり方でゲームをプレイできるようにするため、異なるサーバータイプを用意しています。それに加え、私たちがまったく予想しなかった新たな素晴らしい方向へゲームを導くMODも許可しています。結果として、私たちは期待する事が異なる様々なコアユーザーを持つに至りました。私たちはどのような変更であっても様々なグループの何人かを失望させてしまうことを理解しています。しかし、Isle of Siptahでは、あまりにも多くのプレイヤーの的を外しているのは明らかでした。
早期アクセスを設けた主な理由の一つは、コミュニティーからフィードバックを頂き、正式ローンチに向けてゲームを調整、改善できるということでした。
Isle of Siptahの改善
早期アクセスでいただいた否定的な意見は以下のようなものでした:シプター島が追放の地と比較して中身がない(例えば、NPCキャンプがない)。建築するのに適した場所があまりにも少ない。嵐が強力すぎる。マップ自体が小さすぎる。十分なPvEコンテンツがない。マップ間でキャラクター移動ができない。奴隷を捕まえるのが面倒くさい。
これらを踏まえ、この先私たちはIsle of Siptahを以下のように改善します:
- マップのあらゆる箇所にNPCキャンプを導入
- 奴隷として捕まえることができる人間をキャンプに配置
- マップの南方面を拡張し、新たなコンテンツや建設に適した地域を設置
- 嵐を緩和し、嵐のエリア内で建設を可能にする
- 保管庫、嵐、サージの関連性を削除
- シプター島の敵で構成する粛清を導入
- 新たなアクティビティやPvEの仕組みを導入
- シプター島のための新たな設置物を作成
- 新たな宗教と神の化身を導入
- 多大な報酬が手に入るシプターの塔の部屋を開放
- 追放の地とシプター島の間でキャラクター移動を可能にする
新たなNPCキャンプ
NPCキャンプや多数のアクティビティはConan Exilesの世界を豊かにします。シプター島にそのような多数のキャンプを導入します。これらのキャンプは追放の地と同じように、奴隷にできる人間のNPCが数多くいます。
キャンプのサイズは様々で、3つの派閥からなります。スティギアの商人たちがシプター島に定住しており、彼らの祖先が島に残した植民地を再生しようとしています。そこはアルゴス、スティギア、黒き王国の商人が立ち寄る拠点として戦略上重要な場所になります。
黒海賊もシプター島に上陸しています。彼らの非道な目的は謎に包まれたままですが、見知らぬ人に友好的でないのは明らかです。新しく立てられたキャンプに近づけば、侵入者への警告となるトゲに刺さった多数の死体を見ることができるでしょう。
島の中部に立つ黒い塔の近くには、極めて大きいキャンプが建てられています。そこに住む者は、サージの生き残りでしょうか?故郷から連れ去られ、暗闇の中を引きずられ、シプター島で一生を終えるという恐ろしい経験は、彼らを狂気へと導くでしょう。彼らは今や恐ろしいモンスターとともに活動しています。
保管庫、嵐、サージの変更
Isle of Siptahエキスパンションでは3つの要素からなる新たなゲームループを追加しました。保管庫、嵐、サージがそれに当たります。保管庫をクリアしてシジルとエルダリウムを手に入れ、シジルを使って嵐の中のモンスターを倒してエッセンスを手に入れ、最終的にはエルダリウムとエッセンスを使ってサージを召喚し奴隷を捉える。この流れが当初の意図でした。
多くの人がこのプロセスを面倒くさいと感じていることを理解しています。私たちは、この相互依存している機能を分解することで、みなさんのフィードバックに応えようとしています。
保管庫はレベル60のダンジョンにして、それぞれが固有の報酬を持つようにバランス調整しています。保管庫は島のエルダリウムの源泉ですが、エルダリウムは新たなレシピを探り、作成するために使われます。嵐を若干緩和して、モンスターの注意を引くことなく、嵐の中で建築できるようにします。外界の虚無のモンスターを倒せば新しい固有の報酬を手に入れることができるかもしれません。虚無のモンスターはサージを強化するのに必要なエッセンスの唯一の入手元ではなくなります。
サージは現在と大きく変わりませんが、報酬が変更になります。サージ完了の報酬は、力の断片になります。これらの断片はシプターの塔の部屋で使い、新たな報酬を得ることができます。多数のNPCキャンプを設置したため、サージは島で唯一の奴隷の入手元ではなくなります。
新たな土地、粛清、宗教など
私たちはシプター島を南方に拡張しており、この新しい土地の追加によって、シプター島は追放の地の90%の広さになります。この新エリアは3つのバイオームに分けられ、それぞれアッシュランド、フラッドランド、サバンナになります。
これらの土地には拠点建築に適した場所が多数あり、2つの種族からなる新たなNPCの街もあります。これらの街の一つでは、神秘的な黒い泉があり、これらは巨大な敵との残酷な戦いで勇気を試すことができる新たなPvEの仕組みに関わってきます。また、シプター島の探索を促すいくつかのアクティビティと、キャンプから人間のNPCを助けて追従者にする機会も計画しています。
新しい宗教も追加し、武器、道具、僧侶の装備、神の化身、祭壇も専用のものがあります。神の化身は他のものとまったく似ていない恐ろしいモンスターで、心を砕く恐ろしい悪夢をもたらします。
さらに、粛清(追放の地で見られる敵の大群が拠点を攻めてくるイベント)もシプター島にやってきます。建築したエリアによって発生する粛清のタイプが決まります。それぞれのタイプは保管庫のモンスター、嵐のモンスター、新NPCキャンプの人間で構成されます。この粛清には新しい仕組みを導入しますので、資源を使えば粛清を阻止したり、発生させたりできます。
最後に、みなさんの多くから追放の地からシプター島へキャラクターを転送できないかと尋ねられています。そして私たちはキャラクター転送を可能にするよう取り組んでいます。キャラクター転送は早期アクセス中に導入されますので、お気に入りのキャラクターでプレイすることができるようになります。
プレイヤーのみなさんの変わらぬサポートと、早期アクセスのフィードバックに感謝致します。Isle of Siptahの改善に役立たせて頂きます。みなさんが良い年末年始を過ごされますように願っています!